どうしても、肉類の脂の匂いが苦手だ。評判のラーメン屋でも、肉が大好きな人なら全く気にならないだろうスープの動物系の脂くささや生臭さが鼻についてしまうことがある。こんな私でも食べられるとんこつラーメンがある。最近はあまり食べていないが、あるチェーン店のとんこつ系のラーメンは肉の臭みや脂の臭みをほとんど感じない。また、その店ではテーブルに紅しょうがと無料で、明太子が自由にトッピングできるように置かれていた。
とんこつ系のラーメンのチェーン店は、名前に因む月末の特定の日にラーメンが半額になるというサービスがあった。だからチェーン店のそのラーメン店に近い職場で働いていた頃は、月末の特定日に誘い合わせて、ラーメン屋で昼食をとった。まわりを見渡すと、多くの人がたっぷりとラーメンのどんぶりに紅しょうがを入れている。ラーメン通でない紅しょうががとんこつスープにあうことをそこで初めて知った。元は明太子は、生臭さが鼻についてあまり好きではなかった。
しかしそのチェーン店では、とんこつラーメンの中に多くの人が明太子を入れていた。明太子ってラーメンに入れて美味しいのだろうかと疑問を抱きながら、おっかなびっくり入れてみた。衝撃的なほど美味しかった。少しだけ感じていたとんこつラーメンの生臭さがなくなり、明太子の生臭さも感じなくなるという不思議な相乗効果は意外なものだった。その後この店で覚えた紅しょうがと明太子をたっぷりと入れてとんこつラーメンを食べるという食べ方は、お気に入りの食べ方になった。