おいしいラーメンとは何ぞやという話になる時がある。友人たちと議論を交わしていると、「最初に食べたときにインパクトがあるもの」とか「見た目にこだわっているもの」というものが上がるが、最終的には、「何度でも食べたくなるもの」ということで落ち着いた。味にインパクトがある場合というのはラーメンに限らず、だんだんそのインパクトに慣れてきてしまい、そのインパクトに慣れてしまうと、あとはその味を何度も食べたいかということになる。また、見た目にこだわっているもの、は視覚的に食欲をそそるであろうが、見た目にこだわるがゆえに食材のバランスが取れていないときがあり、出てきたときに「何でこれが一緒にあるのか。」と思ってしまうこともある。そんななか、最初は物足りないと思っていたのに、数時間すると、つまりお腹がすいてくると食べたくなるラーメンというものがある。どちらかといえば、中華そばという感じであろうか。出汁が効いていて、なんとも落ち着く味なのである。昔ながらの、というわけではないが、こういったラーメンがなんとも味覚を感動させる。そんな定食屋さんが、北池袋駅から少し歩いたところにある。シンプルにラーメンを注文すると、その素朴さに感動してしまう。このようなラーメンがまだあったのかと懐かしささえ覚える。お店側は特に気にもしていないのであろうが、おそらくすべての世代が好きな味のラーメンではないだろうか。ちなみにこのお店、何を食べてもおいしいし、お酒も飲めるところである。
どうしても、肉類の脂の匂いが苦手だ。評判のラーメン屋でも、肉が大好きな人なら全く気にならないだろうスープの動物系の脂くささや生臭さが鼻についてしまうことがある。こんな私でも食べられるとんこつラーメンがある。最近はあまり食べていないが、あるチェーン店のとんこつ系のラーメンは肉の臭みや脂の臭みをほとんど感じない。また、その店ではテーブルに紅しょうがと無料で、明太子が自由にトッピングできるように置かれていた。
今は濃厚なとんこつスープや濃厚な肉系のスープに魚介の出汁を加えたスープの店がラーメンランキングや評判のラーメン屋となっているようである。しかし、このタイプのラーメン屋でラーメンを食べても美味しいと思えない。これまで食べたラーメンで美味しいと思ったラーメンは、評判のラーメン屋としてマスコミに登場するようなラーメンではなくて、駅から少し離れた住宅街ひっそりとある、家族だけで営業しているような店のラーメンだ。昔ながらの店のラーメンの方が出汁がくどくなくて、食べやすいのだ。
日本の国民食ともいえるラーメンですが、日本には大変なラーメン好きがいます。一日3食365日ラーメンでも全く飽きないという方がたくさんいらっしゃいます。そこまでラーメンを愛するファンが多いので、自然にラーメン屋さんは美味しいラーメンを提供するためにあれこれと試行錯誤を繰り返します。また、他店と少しでも違いを出さなければお客さんはお店に来てはくれませんし、飽きる味では、そのうちお客さんの足は遠のいてしまいます。
ラーメンが食べたいということで、どのようなラーメン屋を選択するかは人それぞれだ。その時に誰かと行くことになった場合は、その行く相手がどのような人かによって、選択肢が変わることになるであろう。男同士ならがっつりのとんこつや味噌などの濃い系統のラーメン。恋人同士なら、いろいろなラーメンが選択できそうなお店。ファミリーで行く場合は、小さい子供が声をだしてもいいように、ショッピングモールの一角にあるフードコートなど。
私が今まで食べた中で一番高いラーメンについてお話します。私が食べたラーメンの中で一番高かったラーメンは、ドイツで食べたラーメンだと思います。最近では、ヨーロッパでも簡単にラーメン屋さんを見つけることが出来るんです。ラーメン専門でやっているお店はあまり見かけませんが、中国料理レストランや、日本料理レストランのメニューの中の一つとして、ラーメンがあります。今やラーメンは、決してヨーロッパでも珍しくないのです。