昔は、ラーメン屋でビールを飲みながらナイター中継をみて、野菜炒めを食べながら時間を過ごしていたものである。最後にラーメンでしめて、そして家に帰っていた。最近は、サイドメニューが充実しているラーメン屋が少なくなってきたような気がする。中にはお酒を置いていないラーメン屋さえ存在するのである。ただラーメンだけを食べていても、それは味気ない。言い方は少しおかしいが、「座れる立ち食いそば屋」といった感じである。自分はラーメンが好きなこと以上に、あのまったりした時間が好きなのだと思う。そこにラーメンがあるからいいのであろう。この前、池袋で、夕飯しようと、焼肉屋へ寄ったときのことである。そこには、ラーメンというメニューがあった。ラーメンといっても坦々麺であったが、とにかく珍しいので食べてみることにした。焼肉屋ならではの濃厚牛骨スープだ。カレーにしてもおいしいだろうと思いながら、箸を進めていた。挙句にスープまで飲み干した。焼肉屋のこの坦々麺はラーメンと見れば決して安くはなかったが、麺入り牛骨スープと考えれば納得のいく値段だった。焼肉のあとにもさっぱりといけるものである。しかも焼肉屋だからのんびりと時間も過ごせるし、サイドメニューもばっちりだ。新しいマッタリ空間だと思ったが、やはり、お会計は高額である。焼肉を食べているのだから当然ではあるけれども、すわり心地の良いソファーでラーメンを食べるということも、たまにはあっても良いと思った。